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骨粗鬆症の治療薬で抜歯が出来ないことがあるの!?

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骨粗鬆症の治療薬で「歯」に影響が起こることがあります。
まずは、この骨粗鬆症と歯の関係について説明をしていきたいと思います。
骨粗鬆症というのは、更年期から高齢者の方に多く見られる病気です。
特に女性に多く見られるのですが、これは更年期による閉経によってホルモンバランスが崩れることが関係しているとされています。
そして、この病気は骨が隙間だらけになりもろくなってしまうのですが、これは骨密度の低下が関係しています。
この骨密度低下の原因というのは骨吸収(骨の破壊、古い骨を取り除く働き)の増加です。骨吸収を抑える薬として、「ビスフォスフォネート剤(BP剤)」というものがあり、広く利用されています。
この治療薬の作用として骨密度を上昇させて、骨折のリスクを軽減させ、骨の状態を改善させるという狙いがあります。
しかしながら、このBP剤の使用は歯科治療で「顎骨壊死」という思わぬ副作用があると報告されています。
・癌発症者の高カルシウム血症を治療の際に注射薬で数%起こる。
薬剤投与1年〜2年で発症することがある
・骨粗鬆症の方で経口摂取にて使用して「0.01%程度」で起こる。
と、低い確率ではあるのですが、副作用として症状が起こります。

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そのため、歯周外科、インプラント埋入術といった外科処置を行わないという歯科医院は少なくありません。
また抜歯に関しても基本的には行わないという方向性があり必要な場合は術前後の3ヶ月程度は休薬を行い抜歯するという方法をとることがあります。
特にBP剤を使用している方は、歯科医院に通院する場合には必ず使用しているということを伝えるようにし、治療方針を決めるようにしてください。
また歯科治療と関係しない薬剤というものあります。
骨粗鬆症治療ではBP以外にもさまざまな種類の治療薬があります。
・副甲状腺ホルモン皮下注射
骨強度を改善するものですが、顎骨壊死とは関係しないといわれています。
・ビタミンD製剤
骨密度を上げ、筋肉にも作用します。
転倒リスクや骨折のリスクを軽減させるものです。
・ビタミンK製剤
骨質を改善するものです。
これらを使用することで骨粗鬆症を改善するということもできますので、医師に相談の上で治療を進めるようにしてください。

 

骨粗鬆症の薬を飲むと歯の治療が受けられないと勘違いされている方がいらっしゃいますが、そうではないことをご理解ください。

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